投資信託の分配金について~普通分配金と特別分配金って?~
まだブログを始めたばかりの時に、投資信託の分配金について書きました。
こちらの記事です。
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先日両方の分配金をもらいましたので、再度画像を加えて説明したいと思います。
普通分配金
普通分配金とは何でしょうか?
ざっくり言えば、
分配金が出た日の基準価額が、購入した日より高い場合にもらった分配金のことです。
利益としてもらうので、税金がかかります。
上の画像をみてください。
購入した価額(個別元本単価)は6,621円で、分配落後基準価額は6,707円です。
購入した日より基準価額が高くなっています。
なので普通分配金がもらえます。
普通分配金が100円で、所得税と地方税合わせて20%引かれてますね。
利益が出ていますので税金がかかります。
特別分配金のほうも見てみましょう。
特別分配金
特別分配金とは、
分配金が出た日の基準価額が、購入した日より安い場合にもらった分配金のことです。
利益が出ていないので、税金はかかりません。
上の画像を見てみましょう。
購入した価額(個別元本単価)は7,814円で、分配落後基準価額は7,490円です。
購入した日より安くなっていますね。
普通分配金が0円で、元本払戻金(特別分配金)は3,327円となっています。
所得税と地方税は共に0円で、税引後収益分配金を3,327円もらっています。
利益が出ていないので税金はかかっていません。
じゃあどっちが良いの?
税金がかからないといって特別分配金が良い、というわけではありません。
むしろ、
特別分配金の時は利益が出ていない(儲かっていない)ので、良くありません。
元本払戻金(特別分配金)とありますね?
これまたざっくり言えば、
元本と書いてあるように、投資した金額を分配金として返してもらってるだけ、です。
基準価額は下がっていますので、含み損を抱えている状態です。
もらった分配金を足しても、評価額が投資した時の金額より低くなっています。
投資としては損をしている状態です。
一方、普通分配金のほうは、税金はかかりますが、利益が出ているからこその税金ですので、儲かった実感を喜びながら払いましょう。
儲からなければ税金も払えないんですから(笑)
補足
記事の中で何回か、「ざっくり」という単語を使っているように、
あくまでも、分かりやすく考えたらこんな感じです。なニュアンスで説明しています。
私が投資信託を始めた時のように、意味がよくわからない人向けに書きました。
専門用語は初心者にとっては少々難しいですよね。
普通分配金は儲かった時にもらうもの
特別分配金は損している時にもらうもの(儲けではない)
と、なんとなくイメージすれば良いかと思います。