会社の良い所を語る
前回の記事の続きになります。
前回は、会社の良さについてというタイトルでしたが、気づいたら少し脱線してしまい、本当に書こうとしたことは書けずじまいでした。
今回は、自分の会社ではなくて、「会社」という存在について書きたいと思います。
前回の記事はこちら
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会社に入社するのはほとんどの人が通る道
日本では、高校もしく大学を卒業したらほとんど人はどこかの会社に就職して働きます。そこで給料をもらって生活します。
今でこそ学生時代から独立を計画したり、投資してお金を稼いだりする人もいますが、それでも大半の人は一度は就職をします。
そして会社員の大半は会社の愚痴を言いながら日々働いています。
一日でも早く退職したい私ですから、もちろん愚痴組の一員ですが、あえて会社の良い所を取りあげてみたいと思います。
会社は能力がなくてもお金をくれるのなぜか
会社は毎月給料を払ってくれます。
役職や能力によって差はありますが、基本的には約束された金額を振り込んでくれます。
会社は私たち社員の時間を拘束していますので当たり前のことですが、私たちのお金を稼ぐ能力以上にお金をくれることがあります。
若手時代はほとんど会社の業績に貢献できていない業種も多いです。
それでも相応な給料を支払っているのは、時間を拘束している以外に、
私たちの将来に投資している意味合いも強いと思います。
人材を育てるのには時間がかかるとよく言われます。専門色が強い業種ほどそうでしょう。すでに能力を持っている人材を中途採用で補充する手段もありますが、日本の就活システムがずっと続いているのは、自前で育てたほうが結果的に安上がりだからというもあるのではないかと思います。
終身雇用の時代は終わりつつあるのは間違いない流れだとは私も思いますが、可能であれば会社と従業員に信頼関係が築かれて、ずっとwinwinの関係でいられたら素敵なことです。
退職者が多い会社に百年の計など存在しない
管仲の名言で、
「一年の計は穀を樹えるに如かず。十年の計は樹を樹えるに如かず。百年の計は人を樹を樹えるに如かず」※出典によって若干ニュアンスが違う場合もあります。
というのがあります。
ざっくり意味を伝えますと、
例え話ですが、1を植えて収穫できるのは穀物であり、1を植えて10を収穫できるのは樹木であり、1を植えて100を収穫できるのは人材だけである。すなわち、100年後のことを考えたら育てるべきは人材であると。
この名言は会社の運営にもよく例えで使われます。会社にとって一番大事なことは人材を育てることだと。
退職者が多い会社って、その時に人材不足に悩まされるのもありますが、せっかく人材を育てるために投資した金を無駄にしているのです。対策として高い給料払って中途採用で人員を補充しますが、余計な出費となってしまいます。
私たちにとって会社の良い所
また脱線してしまいました。戻します。
(私たちにとって)会社の良い所は、たいして能力ない時期でも給料を払ってくれて、その上たくさんのことを教えてくれる所だと思います。
行き過ぎのサビ残やパワハラはもちろん論外ですが、普通の会社ならば、私たちにとってはすごくありがたいことをしてくれているんですよね。
お金を稼ぐ能力まったくないのにお金をくれるんですから。能力がなければ時間だけあっても飯代は稼げません。
その点は素直に会社に感謝したいと思っています。ただし、能力がない新人時代からそれを自覚して頑張って働いてきましたので、必要以上に恩に感じて退職をしないということもありませんが。
会社に限ったことではありません。人間は他の誰かの助けがあって生きています。足枷になって行動できないようなことはよくないですが、常にそのことを忘れずに生きて、できることならば誰のためになるようなことをしたいですね。