イシサン~石の上にも三年~

継続は力なり。何事も続ければできるようになることを実践していくブログです。座右の銘は石の上にも三年。略してイシサン

株投資を始めてみたけど上手くいかない人に知ってほしい株の罠

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「株で一儲けして会社辞めたい、金と時間を両方手に入れたい」

 

そう思って株を勉強し始めた人はたくさんいると思います。

10年前の私もそうでした。

 

しかし株の世界では、9割の人が損をしているという有名なデータがあるように、ちょいちょいやれば儲かる生易しいものではない。

 

私は、まだ大きく羽ばたくことはできていないものの、何回かのプチ退場を乗り越えて、やっと株投資で軌道に乗りつつあります。

 

今日は、株投資を始めてみたんだけど、思ってたほどうまくいかなくて、壁にぶつかっている人に注意してほしい株の罠を伝えます。

 

 

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手法(スタンス)の旨いとこ取りは絶対にダメ

既に株投資を始めている人なら知っていることかと思いますが、株投資と一言でいっても様々な手法があります。

 

よく耳にする単語は、デートレやスイングトレード、長期投資といったところでしょうか。

どれが良いというわけではなく、それぞれ特徴があり、人によって向き不向きがあります。

 

熱心な人ほど、インターネットで情報収集したり、儲かっている人の取引と参考にしたり、投資雑誌を読んだりと、儲けようと努力します。

 

ここにまず一つ目の罠があります。

 

「良いことしかのっていない情報を無意識に鵜呑みにしてしまう」

 

儲かっていない人ほど、損を出した時は心の支えを求めます。

自分に都合の良い記憶を呼び起こして、損切りを回避しようとします。

 

・今はアベノミクスで上昇している最中の押し目だから、ここは我慢しよう

・たまたま違う銘柄に資金が集中しているだけだから、またすぐ上がるはずだ

 

デートレしてたはずなのに、負けを認めたくないから、バフェットの名言を心の拠り所にする。

会社の業績で判断して買ったはずなのに、判断基準が崩れるような決算が出ても、今は相場環境が悪いせいだ。もう少し我慢しよう。

 

やっていることがめちゃくちゃだから儲かるはずがありません。

デートレしないバフェットの名言は、デートレでは意味がありません。

 

デートレで軽く一儲けしようと買いました。

判断基準はチャート5分足だったけど、予想の反対にいってしまった。

でも日足チャートで見たら、まだ上がりそうなチャートだから、スイングトレードに切りかえよう。

何日後、日足チャートも崩れてしまった。損切りするしかないか…

いや待てよ、この会社業績いいし、長期保有してればまたすぐ上がってくるから損切りはもったいないな。

 

そしてこうなりました。

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 王道です。

途中で諦めて損切りする人はまだマシで、倒産するまで保有し続ける人もいます。

 

色んな(自分に都合の良い)情報や知識で判断を間違えるのはよくあることです。

既に経験したことのある人も多いのではないでしょうか。

私もあります(笑)

 

では、どうすればこのような状況を回避できるか?

私がいつも心掛けていることをお伝えします。

 

 

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投資手法(スタンス)の確立と損切り

前例のように、儲かってない人は、自分都合でめちゃくちゃなトレードをしがちです。

デートレをしていたはずがスイングトレードになり、気づいたら含み損を抱えての長期保有。

 

そうならないようにする方法。

強制に区切りをいれてあげることです。言い換えれば「損切り」をすることです。

 

儲からない人はとにかく損切りができない。

 

損切りすると、そのあとすぐ上がるもんね。決まったように買値まで戻ってくるもんね。

ほんと何なんだろうね(笑)

 

でも、退場する人は損切りができません。

10回中9回は買値まで戻ってきたとしても、残りの1回が東京電力や再上場する前のJALだったらそこでオシマイです。

その1回に当たらないために残りの9回の損切りをするのです。

例え上場廃止にならなくても、リーマンショックのような長期低迷に当たってしまったら、買値まで戻らないか、戻っても何年後です。

時間という概念でも、損切りしたほうが効率良いのです。

 

では、損切りの決め方は?

それは人それぞれ(スタンスそれぞれ)です。

 

損切りができるようになるためには、まず投資のスタンスが定まっていなければなりません。

 

上の例で少し触れましたが、デートレとスイングトレードでは見るべきチャートは違うし、長期投資ならチャートの重要度は下がり、業績の重要度が増すでしょう。

そのあたりのバランスや判断材料は人によって違うので、自分で勉強や経験をしながら決めれば良いと思います。

 

 

株投資での失敗パターンはみんなが一度は通る道

 

株の世界では9割の人が損をしている。

 

じゃ残りの1割は特別な天才なのか?そうではありません。

儲かっている人たちも、一度は(何度も)同じような失敗をしています。

 

「今」儲かっているのは、「昔」の失敗があるからといっても間違いありません。

儲かっていない人たちがやらかしている、ありきたりな失敗をして、成長していったのです。

退場せずに相場の世界で粘り続けて、「今」があるのです。

 

株で成功するためには、まず続けること

 

続けることによって「気づき」が増え、上手くなっていきます。

そして続けるためには、「損切り」する勇気が必要です。

 

 

まとめ

なんだか「損切りのおススメ」みたいになってしまいましたが、お伝えしたかったのは、スタンスの確立は儲かるために必要、ということです。

 

もし、前例のようなごちゃごちゃしたトレードをしているようなら要注意です。

例え今は上手くいっていても、必ず詰む時がきます。

ごく一部の天才ならば別ですが、大抵の人は凡人です。私も凡人です。

 

もしかしたら損をしている人と違って自分は株に向いてる、自分にセンスがある、なんてことは皆一度思うことです。

そしていつか現実の厳しさを知り、心が折れて辞めていくか、種をほとんどなくして辞めていくか。

しかしそこで踏みとどまり、やり続けた人のみ、株で儲けられるようになります。